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⑨ 詩集【 肌の記憶 】

⑨ 詩集【 肌の記憶 】
【 2019年9月30日《 月 》】
午後14時55分

詩【 ドス黒い仮面は嗤う/② 】
《 波に揺らぐ白いビニールシート 》

やがて意識は平静を取り戻したかの様な顔をしながら、鋭さ滲み出る血の滴りが流れ出るのを素知らぬふりのままで、そのまま扉をしまい込んでは、その上から白いビニールシートを引いては見えない様に隠してゆく

まるで何事もなかったかのように

床一面に引きつめられた白いビニールシートが、さもいつもと変わらぬふりのままで、現実の時間の流れを積み重ねては何事もなかったかのように

其れらの足元の床一面の下は扉があり、その下にあるものが体内に宿る臓器の一つ一つがあると知りつつも、白いビニールシートの上を歩きまわる

その都度に床一面の下は
心臓という臓器が息を殺しては
見えない視線を向ける

まるで、海の波の上にビニールシートを引いてはいるようなものだろう

揺らいだ波が動くたびに沈み込む身体があるようで、穴が開き始めたビニールシートが既にほころび始めた事を知りながら、無意識という意識を持って床一面の下の臓器が壊れかけた事を素知らぬふりをしている

そうでなければ
床一面を歩くことすら出来ぬと
知っているからだろう

傍らでは
現実という意識が
女優さながらの顔で
笑いながら
通常通りの生活をしている

誰にも言えるわけがなかろう
ドス黒い仮面の下に滲み出た嗤う口元の、仮面男達のエゴだけが嘲笑いながら歪んだ意識の素顔を、私は視線の先で見たのだとは言えるはずもなかった

その先でドス黒い仮面の男達の
エゴで塗り重ねられたものが
幾重にも繰り返された挙句に
其れらが私の男性恐怖症の原因だとは
誰も予想はしないだろう

まるで何事もなかったかのように
女優さながらの顔で
海の波の上にビニールシートを
引いては歩きまわる

ほころび始めた身体の臓器が
床一面の下でナイフを突き刺しては
ビニールシートを破るとき
心臓という臓器は
床一面の下で無言のままで

慰めにもならない綺麗事だけの文学的な文字列の文章が、冷たい機械画面の中で、さも他人事の顔しながら、鋭い言葉のナイフを突き刺している

そのたびに私は
扉の中から
滴り落ちる血が流れ出ることを
知っているのだと

君は素知らぬふりのままで
言葉のナイフを突き刺している
心臓をめがけて鋭く
綺麗事だけの文学的な文字列の顔して
鋭い刃物を私にめがけて
機械画面という中で

君は知らないだろう
綺麗事だけの文学的な文字列の言葉の文章など、私の中にある扉内では通じることすらないことを

そんな軽いものではないのだと
さも甘い綺麗事だけの文学的な文字列の言葉の文章など、私の扉内の意識には通じることすらない事を

ドス黒い仮面の下で口元が嗤う男達は皆が皆それぞれに文学を志した男達であり、私に向かって優しげに語りかける其の裏の顔に潜んでいた先で、あのドス黒い仮面劇はあった後だった事を

あのとき、全ての男達も女達も全員が全員、皆が皆ドス黒い仮面劇の惨劇に手を染めていた事を、少女の私は其のとき知ることになった

目の前には、恐怖の惨劇が繰り広げられており、全ての男達も女達も、あの惨劇に手を染めていた事を恐怖の中で知る

其のとき私はたった独りで恐怖に震えていた事を、この壊れた意識は知っている

其れでも壊れた意識は間違いだと
言えるのだろうか?

私はいつしか文学を志す男達の
全てすら体が拒否するのだと

しかたがない話だろう
私の無意識の体と心臓が拒否するのだと

皆が皆ドス黒い仮面劇の男達も女達すらも、その瞬間の、その前日まで、文学的な文字列で優しげな言葉を綺麗に並べていたのだと

わずかその数分後には、ドス黒い仮面男達のエゴが嗤う口元だけがあったことを、そうして中学生ぐらいの少女の私は其の全てを見てしまったのだと

女達の嗤う口元だけが冷たく嘲笑いながら、ひたすら子供の私に向かって罵った

《 其の子供の頭が狂うくらいに、もっともっと体をボロボロにしろ!!もう二度と女としての体を完全に壊してやれ!そのまま其の子供が自分から首吊り自殺するくらいまで、其の子供の体をボロボロにしろ!!その男達のオモチャになって体と心もボロボロになればいいんだ!死ね!死ね!其の子供が首吊り自殺したら嗤って体を蹴飛ばしてやる!》と

女達が口汚く罵る声が飛びかうとき

数人のドス黒い仮面男達のエゴの口元だけが嗤う、ドス黒い仮面の下で滴る唾を垂らしながら惨劇が繰り広げられて

そうして、なおかつ
あのドス黒い仮面劇が残した驚愕を
其れから幾度となく繰り返されたことを
君は知らないだろう

そうして私の意識は壊れてしまった

そのまま私の意識は壊れてしまった

ドス黒い仮面の男達の嗤う口元だけが意識の中に居残り、今なおも血溜まりのまま流れ続けていると、はたして誰が知ることだろうか

だからこそ、私はいつしか男達のエゴが滲み出る声で震えるようになってしまったのだと

だからこそ、私は其れから男達のエゴが大嫌いになってしまったのだと

もはや、私は男達のエゴに
体が無意識に拒否しては
驚愕した事柄だけを見ないふりする

いつの世にも繰り返される
男達のエゴは嗤うドス黒い仮面の下で

癒されることのない心だけが
白いビニールシートに覆われたまま
見えない床下一面の中で悲鳴をあげる

突き刺さる鋭利な刃物が
心臓めがけて飛んでくる
血溜まりとなる池の中で

癒されることのない心だけが
白いビニールシートに覆われたまま
見えない床下一面の中で悲鳴をあげる

そうして誰もが知らない
この見えない床下一面の中には
泣くことすらできない心があることを


未だに、まだ泣くことすらできないでいる恐怖心の中に佇む心があることを

皆は過ぎた事だと言い放ち、いとも簡単な言葉を綺麗事に並べて素知らぬふりのまま、幾ら歳月は流れても、恐怖の惨劇が繰り広げられていた瞬間は今もなお

血溜まりの池に流れ込む深い心の傷を
其れらを誰もが知らないだろう

そうして世の中にある男達のエゴは
繰り返されている、私の周りで

そのたびに綺麗事に並べられた文字列の文章が、男のエゴのまま


誰もが知らないだろう

皆は過ぎた事だと言い放ち、いとも簡単な言葉を綺麗事に並べて素知らぬふりのまま、幾ら歳月は流れても、恐怖の惨劇が繰り広げられていた瞬間は今もなお

私の立つ白いビニールシートに覆われた床下一面の中には、あのときの惨劇が今もなお泣く事すらできない心のままにあり、ひたすら壊れた意識のまま佇んでいる

私はあのとき泣く事すらできなかった
その壊れた意識を誰が知ることだろう

其れらの血溜まりの池に流れ込むのは
今もなお、深い心の傷から滴る血だと
誰もが知らないだろう

私はあのとき泣く事すらできなかった
その壊れた意識を誰が知ることだろう

私は泣く事すら忘れ壊れてしまった
あの日あのときの惨劇の瞬間に
悲鳴すらあげることすらなく
声が壊れた意識の中から消えてゆく

今もなお、あのときの惨劇の瞬間の記憶を取り戻しても、やはり私は泣く事すらできなかったことを、未だに泣く事すらできない心があることを、誰もが知らないだろう

人間はあまりにも酷い恐怖の惨劇を見て体験してしまうと、泣く事すらできなくなるということを私はよく知っている

そんな、泣くに泣けない惨劇が幼い子供の頃から体験を繰り返されていた事を、いったい誰が知ることだろうか

幸せな文字列の文学的な文章を
ひたすら並べた綺麗事だけの
其れらの現代人にわかるだろうか

惨劇の悲惨さは、其れからもなお
幾重にも繰り返されていたことを
其れまでも繰り返されていたことを

幸せな文字列の文学的な文章を
ひたすら並べた綺麗事だけの
其れらの現代人にわかるだろうか


私はあのとき泣く事すらできなかった
その壊れた意識を誰が知ることだろう

私は泣く事すら忘れ壊れてしまった
あの日あのときの惨劇の瞬間に

其れまでも繰り返されていた惨劇の瞬間に、其れからも繰り広げられていた惨劇の瞬間を、奥深い場所の記憶では決して忘れることすらなく


私は泣く事すら忘れ壊れてしまった
あの日あの頃の
繰り返された惨劇の瞬間に
悲鳴すらあげることすらなく
声が悲鳴すらも
壊れた意識の中から消えてゆく

血溜まりとなる池の中に侵入したままで

其れは今もなお……私の心の中で

本当の私は未だに、あれからずっと
本当に泣いてはいない
未だに泣けないことを誰もが知らない

うわべだけの姿のまま
本当の私は、あれからずっと
未だにまだ本当には泣けないことを
誰もが知らないだろう
悲鳴すらなく
声が悲鳴すら意識の中から消えてゆく

血溜まりとなる池の中に侵入したままで

其れは今もなお……私の心の中で



現実のリアルさの中で
冷静な顔をしたままの私が声を放ち
ひたすら、表舞台に立っている

まるで、さながら
女優を演じ続ける表舞台の現実で

其れらを、ひたすら
女優を演じ続ける事の息苦しさすら
誰もが知らないだろう

背中合わせに立つ私が裏舞台の陰で
泣くに泣けない悲しみと苦痛と
恐怖を独りで抱え込んでは、今もなお
声も忘れ壊れた意識の中にいる

心臓に向かって鋭い刃《ヤイバ》が
その都度に向けられていることを
知りながら
独りで呆然と佇む心だけがある


misako/記

【 無題 】

悲しいと何万回、呟いたら
悲しみが消えるのだろう
苦しいと何万回、呟いたら
苦しみは消えるのだろう

恐怖は心に体に染み付き宿ったままで
何万回となく心の中で呟き続けたら
いったい悲しみと苦痛と恐怖は
消えていくのだろうか

そんな言葉を今まで何万回、私は呟いて来たのだろうか

消えるはずのない深い心の傷を
数えきれない程の沢山の深い心の傷を

泣くに泣けない深い心の傷を
涙すら忘れて壊れた意識を
そこにある深い心の傷を
無言という意識の中にある心の傷を
言葉などにはならない程の深い心の傷を

言葉などあってないようなものだ
深い心の傷には
どんな言葉を並べたところで
当てはまる文字列の文章などはない

私が体験してしまった多数の惨劇には
当てはまる文字列の文章などはない
またそんな文章など見つかるはずもない

だから、私は無言の声を抱え込むのだ
だから、私は無言の悲鳴を抱え込むのだ

言葉などにはならない程の深い心の傷を

言葉などにはならない程の深い心の傷を

misako/記
【 2019年9月30日《 月 》】
















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# by kazeumi-jun | 2019-12-19 12:49

⑧ 詩集【 肌の記憶 】

⑧ 詩集【 肌の記憶 】
【 2019年9月30日《 月 》】
真夜中/午前3時20分

詩【 ドス黒い仮面は嗤う 】

秋の真夜中あたりを彷徨うかの様に、あるとき突然にドス黒い埃を被った記憶の風が、今と重なり合う様にして襲いかかって壁を叩きながら冷たい機械画面の向こう側から鋭い刃《 ヤイバ 》は訪れし

沈み込ませたはずの恐怖的な暗さが、沈み込んだ底無し沼から、まるで両足と手足をもぎ取るかの如くにして黒い両手が襲いかかる様で

誰が知るだろう
次々と襲いかかる底無し沼の恐怖を

そのとき冷たい機械画面に表示された文字の向こう側から重なる様にして、まるで底無し沼から伸ばされた黒い両手が襲いかかる様で

綺麗事に記された文学的な文章が、まるで、底無し沼にいる人らが描いたものと一致しては、口だけ嗤う仮面の人らと重なり合っている事に背筋は凍りつく

其々に文学を志す人よと言いつつ
ドス黒い埃の様な沼から
真っ黒な仮面を被っては
口元だけ嗤う男達のエゴが横たわる

顔すら見えぬ真っ黒な仮面の下で、口だけ嗤う男達のエゴが、真っ暗な室内の廊下が埃に滲み、まるで底無し沼から這いずりでる沼人《 ぬまびと 》の様な泥臭さの恐怖を誰が知るだろう

男のエゴは真っ黒な仮面から滲み出された嗤う口元が這いずりまわる


それらは幾重にも繰り返されて
底無し沼から這いずりでる
長い歳月の中で、幾度も幾度も

私はいつしか底無し沼を
扉の奥の、更に奥へとしまい込む
透明なシートを被せて

長い歳月の中で繰り返された底無し沼から這いずりでる人間の姿をした様な、驚愕的なものが滲み出るたびに、私はまた其れらを其の都度しまい込む

腐った底無し沼の臭いは鼻をもぎ取るかの様でもあり、底無し沼に蓋をするかの如くに遥か下の方へとしまい込むのだけれども、どれほど過ぎても泥臭さと男のエゴが仮面を被った泥塗れの姿は、いつの世にもあるのだと思いながら、底無し沼に二重にも三重にも扉をつけて鍵をかける

機械画面の其れらの綺麗事に記された文学的な文章が、おぞましいドス黒い埃の仮面の下から嗤う男達と重なり合う

口元が嗤うドス黒い仮面の下で

綺麗事に記された文学的な文章が、そのとき這いずりまわる手足のおぞましさが、其れらの中にある様で、機械画面にすらも蓋をする

激しい頭痛が襲いかかっていた

そのとき、吐き出したいくらいの嘔吐が体の奥から滲み出してくる


夜は更けても、長い歳月に繰り返された底無し沼の恐怖はおさまらず、また酷い頭痛が押し寄せては、嘔吐が口元に滲み出された

だが、そのとき何故かドス黒い埃の廊下から這いずりでる、ドス黒い仮面の下で口元だけが嗤う男が、嘔吐の中に居たようで思わず吐き出したい口元をタバコの煙で抑える

薄気味悪い姿が見えたようで

沈み込ませようとしては
激しい頭痛を抑えて記憶を封印する

ドス黒い仮面から滲む口元だけが嗤う、その男らの数人が忍び寄る暗さを

ドス黒い仮面の下で嗤う口元が
その嗤う男らは幾人も居たのだと
記憶の中で悲鳴をあげるとき


あれから幾度となく、何度も何度も長い歳月の中で同じことを繰り返されていたのだろう?

仮面の下で口元だけが嗤う男達の数人が、未だに底無し沼の中に沈み込んだまま住み付く

ドス黒い仮面の下で口元だけが嗤う

いつの世にも男のエゴがまかり通るのは変わらず、ひたすら底無し沼の恐怖だけが私の心の中に住み付く

いつしか底無し沼にも近寄らなくなり、いつしか私は夜の暗さが大嫌いな人になっていた

誰が知るだろう?
誰もが知る由も無い

綺麗事に記された文学的な文章が
口元だけが嗤う仮面男達と重なる

嗤う仮面男達らは皆、文学を志す様な人ばかりだった

いつしか長い歳月を経て、記憶が取り戻したとき、文学を志す様な全ての男すら拒否し、男のエゴの言葉すら嘔吐と激しい頭痛がする様になり、痛み止めすら手放せなくなる

もはや全ての文学を志す様な男すら、この体が小刻みに震えて受け付けないのだと、誰に言ったとて知らぬことだろう

男達のエゴが滲み出る言葉すら、この体が小刻みに震えて受け付けないのだと、誰に言ったとて知らぬことだろう

《 私は軽く言い放つ
文学を志す男達は嫌いなんだと 》

《 私は軽く言い放つ
文学的な文章で幾ら言い逃れしても、男のエゴで遊びまわるような奴等は嫌いなんだと 》

長い歳月の中で繰り返された底無し沼の恐怖は、この体に染み込んでいるのだと、所詮は誰に話したとてわかることではあるまいと、ひたすら激しい頭痛の中で悲鳴をあげる


綺麗事に記された文学的な文字列に
嘔吐が口元に滲み出されるとき


その日、私は激しい頭痛と
激しい嘔吐に襲われ、背筋が凍りつく
光る機械画面の其れらの中に

やはり、いつの世にも
悪夢は繰り返されるのだと知るとき

私は口を閉ざして
ドス黒い仮面男達の嗤う口元を
ひたすら、底無し沼に押し込んでいる

ひたすら、底無し沼に押し込む
その恐怖心すら誰もが知らない

其の幾重にも塗り重ねられた記憶の
本当の恐怖心すら誰もが知らない

吐き気と激しい頭痛と
身体中に激しい痒みとが入り混じり
ドス黒い仮面男達の口元が嗤う様で
振り払っても意識が底無し沼へと
連れ戻されてゆく恐怖を
いったい誰がわかるというのだろう


私はそうして【 男性恐怖症 】になったのだと、其れらの恐怖を誰がわかるというのだろう?

あの日、眠り薬を飲まされ数人の男達の餌食になっていた瞬間、ドス黒い仮面男達の嗤う口元の下にあった素顔を見た時の恐怖心は、なんと言えば良いのだろう

そこにいた、嗤うドス黒い仮面男達は、私とは全員が血の繋がりがないとは言え、すべて私の身内と名乗る男達で固められていた恐怖心を、誰がわかるというのだろう

彼らは真っ黒な仮面を頭から被り、目がギラギラとナイフの様な鋭さを持ち、口元だけが嗤う姿だった

そこに居たのは数人の男達の、嘲笑うだけの嗤う口元だった

私の意識は其の時破裂したのだ
其のとき記憶を破裂したのだ
まだ中学生ぐらいの年齢の私は

驚愕な黒い仮面男達の嗤う口元だけが居残り、意識はそのまま、やがて呆然として意識は破裂する

私はいつしか底無し沼の中に
ドス黒い仮面男達の嗤う口元を
しまい込む
記憶を閉ざしたままで


男達の嗤う口元には
男達のエゴが住みついていた事を
その時に知る

其の後、幾重にも繰り返された男達のエゴが塗り重ねられ、底無し沼は深く扉をつけて閉ざした

私はいつしか男性恐怖症だけが
心の中に住み付く

男達のエゴは嗤うドス黒い仮面の下で

男達のエゴは嗤うドス黒い仮面の下で

男達のエゴは嗤うドス黒い仮面の下で

男達のエゴは嗤うドス黒い仮面の下で

男達のエゴは嗤うドス黒い仮面の下で

男達のエゴは嗤うドス黒い仮面の下で

男達のエゴは嗤うドス黒い仮面の下で

男達のエゴは嗤うドス黒い仮面の下で

男達のエゴは嗤うドス黒い仮面の下で

男達のエゴは嗤うドス黒い仮面の下で

男達のエゴは嗤うドス黒い仮面の下で

男達のエゴは嗤うドス黒い仮面の下で

男達のエゴは嗤うドス黒い仮面の下で

男達のエゴは嗤うドス黒い仮面の下で

男達のエゴは嗤うドス黒い仮面の下で

男達のエゴは嗤うドス黒い仮面の下で

男達のエゴは嗤うドス黒い仮面の下で

男達のエゴは嗤うドス黒い仮面の下で

男達のエゴは嗤うドス黒い仮面の下で

男達のエゴは嗤うドス黒い仮面の下で

男達のエゴは嗤うドス黒い仮面の下で

男達のエゴは嗤うドス黒い仮面の下で

男達のエゴは嗤うドス黒い仮面の下で

男達のエゴは嗤うドス黒い仮面の下で

男達のエゴは嗤うドス黒い仮面の下で

男達のエゴは嗤うドス黒い仮面の下で

男達のエゴは嗤うドス黒い仮面の下で

男達のエゴは嗤うドス黒い仮面の下で

男達のエゴは嗤うドス黒い仮面の下で

男達のエゴは嗤うドス黒い仮面の下で

男達のエゴは嗤うドス黒い仮面の下で

男達のエゴは嗤うドス黒い仮面の下で

男達のエゴは嗤うドス黒い仮面の下で

滴り落ちる無意識の心の中の深い傷から血は流れ流れてゆく、今もなお

滴り落ちる無意識の心の中の深い傷から血は流れ流れてゆく、今もなお

滴り落ちる無意識の心の中の深い傷から血は流れ流れてゆく、今もなお

滴り落ちる無意識の心の中の深い傷から血は流れ流れてゆく、今もなお

滴り落ちる無意識の心の中の深い傷から血は流れ流れてゆく、今もなお

誰にも深い心の傷は理解できない
あの日あの頃の、あのときの泣くことすら忘れた意識の無さを

誰にも深い心の傷は理解できない
あの日あの頃の、あのときの泣くことすら忘れた意識の無さを

誰にも深い心の傷は理解できない
あの日あの頃の、あのときの泣くことすら忘れた意識の無さを

誰にも深い心の傷は理解できない
あの日あの頃の、あのときの泣くことすら忘れた意識の無さを

誰にも深い心の傷は理解できない
あの日あの頃の、あのときの泣くことすら忘れた意識の無さを

誰にも深い心の傷は理解できない
あの日あの頃の、あのときの泣くことすら忘れた意識の無さを

誰にも深い心の傷は理解できない
あの日あの頃の、あのときの泣くことすら忘れた意識の無さを

誰にも深い心の傷は理解できない
あの日あの頃の、あのときの泣くことすら忘れた意識の無さを

誰にも深い心の傷は理解できない
あの日あの頃の、あのときの泣くことすら忘れた意識の無さを

誰にも深い心の傷は理解できない
あの日あの頃の、あのときの泣くことすら忘れた意識の無さを

誰にも深い心の傷は理解できない
あの日あの頃の、あのときの泣くことすら忘れた意識の無さを

誰にも深い心の傷は理解できない
あの日あの頃の、あのときの泣くことすら忘れた意識の無さを

誰にも深い心の傷は理解できない
あの日あの頃の、あのときの泣くことすら忘れた意識の無さを

誰にも深い心の傷は理解できない
あの日あの頃の、あのときの泣くことすら忘れた意識の無さを

誰にも深い心の傷は理解できない
あの日あの頃の、泣くことすら忘れた意識の無さを

誰にも深い心の傷は理解できない
あの日あの頃の、あのときの泣くことすら忘れた意識の無さを

誰にも深い心の傷は理解できない
あの日あの頃の、あのときの泣くことすら忘れた意識の無さを

誰にも深い心の傷は理解できない
あの日あの頃の、あのときの泣くことすら忘れた意識の無さを

この私の深い心の傷を理解できない
泣くことすら忘れた意識の無さを

この私の深い心の傷を理解できない
泣くことすら忘れた意識の無さを

この私の深い心の傷を理解できない
泣くことすら忘れた意識の無さを

この私の深い心の傷を理解できない
泣くことすら忘れた意識の無さを

この私の深い心の傷を理解できない
泣くことすら忘れた意識の無さを

この私の深い心の傷を理解できない
泣くことすら忘れた意識の無さを
















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# by kazeumi-jun | 2019-12-19 12:45

⑦ 詩集【 肌の記憶 】

⑦ 詩集【 肌の記憶 】
2019年7月2日《 火 》
午前11時50分

詩【 背中合わせの花 】

艶やかな薔薇と背中合わせに咲く小さな草花があることを、誰もが知らぬ
恋しく愛しい貴方さへも

無表情なままの顔と背中合わせに、閉ざした深い悲しみは無言で滴る

優しさから生まれる嘘とは知れども、貴方の肌は動きのない写真

其れらは透明な壁向こうの人だとは知れども、微動だにしない画像から送られる甘い嘘は肌の記憶すらありはしない

作成されてゆく言葉の偽者ブランド

見えない壁向こうで隠れたままの貴方が、まるで其の場所こそが現実の世界のようでもあり、其れとは裏腹に私の居る場所こそが《 異次元世界 》であり、この私こそが透明な人ではないかと思うことがあるのは、どうしてだろう

動きのない写真の貴方は、まるで生き生きとした汗を滴り言葉を連れてくる
透明な窓枠の貴方は見えやしない

深い悲しみだけがあり、この室内は窓枠のない透明な鉄格子のような中で貴方を想い、ひたすらベッドに横たわるしかなかった

病的な顔色が鏡の中にいる
青白い顔をしたまま無表情で


貴方が居るはずの現実味のある世界では、どんな言葉すらも魔法のように貴方の手がスラスラと動きをする

其れらとは真反対に、この私が居る異次元世界では病的な顔色が鏡の中にいる
青白い顔をしたままで
ひたすら、ベッドに横たわる


垣間見る貴方の言葉が、まるで違う貴方を見せてくれるけれども、異次元世界に閉じ込められた私には、顔色ひとつ微動だにせず深い悲しみだけが彩る

貴方は透明な壁向こうに遮られたまま、私がいる場所すら忘れている

この私の居る場所こそが異次元世界だということを

透明な壁向こうに私は行けず、貴方が迎えに来てくれるのを待つけれども、其のつどに貴方は声を濁らせる

私から貴方は見えやしない
貴方は知らない

貴方には逢えず、ただ貴方のいない異次元世界に居るしかない私の深い悲しみを


そうして私は続くのだろう
この命が果てる期限切れまで
貴方を信じて待ったまま
この命が果てる期限切れまで

この《 心臓の命時計 》は止まる為に、さらに動きを早めていることを、まるで貴方は気がつかない
いくら私の声を届けても

其の深い悲しみを、ひたすら私は無表情なままで独り抱えたままで

《 心時計 》が止まったままの私がいる

《 心臓の命時計 》は、命時計の秒針が止まる為に、さらに動きを早めているというのに

其れらの時計は正反対
貴方は知りながらも気がつかないふりをする、貴方の偽者ブランドで

貴方の時は動いている
鮮やかなままで
華やかさの笑みを浮かべて

私には作成されてゆく貴方の偽者ブランドでしかないと、貴方は知りながら甘い嘘の言葉を私に告げる

透明な壁向こうでは、ひたすら貴方の優しさから生まれる嘘が刃《 やいば 》となり、この命時計に突き刺さる


私は無表情な顔に二つの花を抱える
華やかさのある薔薇と
ひっそりと咲く背中合わせの草花を

貴方は気がつかない
背中合わせに咲く小さな草花が
愛しい恋しいと滴る悲しみの露すらも

この命が果てる期限切れまで
其れでも貴方を想い愛しながら

二つの花を心に抱えて
香りのない花を見ては
貴方を愛し続けているままで





【 詩作品の日付と時間 】
2019年7月2日《 火 》
午前11時50分

作者/鏡乃 琴禰





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# by kazeumi-jun | 2019-12-19 12:41

⑥ 詩集【 肌の記憶 】

⑥ 詩集【 肌の記憶 】
2019年7月2日《 火 》朝10時

詩【 朝露の行方 】

樹の真下にいる青草の陰に咲く、小さな草花の朝露の滴りを、傍らにいるはずの樹の葉先は知らない

其れら草花に落ちる滴りの行方すらも

動き始める街の真ん中で、樹は辺り一面を眺めてはいるけれども、其れらの真下にいる草むらの陰で滴る朝露が、何処に流れていくのかすらもわからない


貴方は街を歩く気持ち良さげに

通り過ぎていく足元の草むらの陰で滴る朝露の行方を、貴方は知らない

無表情なままの顔に隠された朝露の滴りすらも、貴方は知らない

小さな草花の手を伸ばして葉先を見上げるけれども、草花の葉先は小さすぎて貴方には届かない

貴方は私の命の中に流れる滴りが、体内の何処に流れるのかを知らない
其れらの朝露の行方を知らない

無表情なままの顔に滴り落ちる隠された露が、何処へ流れていくのかを

落ちる滴りは心臓に吸い取られ、まるで刃《 やいば 》のようになり鋭さを増していくけれども、優しい貴方は慰める為の嘘を一生懸命に考えている

慰める為の嘘は刃となり、滴りを生んでは心臓に吸い取られていく

私を慰める為の嘘は滴りを生み、貴方の優しさの刃は突き刺さり、そのつどに心臓への水脈の流れが止まる

貴方は優しすぎて更にその嘘を重ねる


樹の真下にいる青草の陰に咲く小さな草花の朝露の滴りを、傍らにいるはずの樹の葉先は知らない

樹の葉先は優しすぎて、その優しさから生まれる嘘が刃となり、心臓に突き刺さることを

今朝も朝露は生まれる
樹の根元にしがみつく草花は、其れらの滴りの行方がどうなるのかを知っていて、いつもの朝露を生み出している

其れらの樹の葉があってこその
命の草花だと知っているから

やがて其の命の水が
枯れ果てるとは知れども

再び陰に隠された朝露の滴りは
寒さに凍えながら見上げる、貴方を
恋しく愛しい貴方を





【 詩作品の日付と時間 】
2019年7月2日《 火 》朝10時

作者/鏡乃 琴禰





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# by kazeumi-jun | 2019-12-19 12:34

⑤ 詩集【 肌の記憶 】

⑤ 詩集【 肌の記憶 】
2019年7月2日《 火 》
真夜中3時40分

詩【 薔薇の旅路 】

我が体内を司る記憶が告げている

ひとつの身体であったはずの恋しい人が、二つの身体に切り離されてしまい、いくら行方を捜しても透明な壁に遮られては、この手も出せやしないと嘆き悲しむのだと告げて

貴方の潤い水で癒されていたはずの心さへも閉ざし気味で、半開きのまま貴方の姿を追いかけているけれども、時折、切なさ滲むような薔薇の香りが言葉を連れてくる

姿なき貴方の面影を濁した声を

七夕の織姫と彦星すらも一年に一度は逢えるはずの言い伝えなれば、我が身体が半分に切り裂かれた人と離れている歳月は幾たび流れて、幾度の時を刻むやら

なれども、我は貴方に云うだろう

貴方は私の身体半分を司り、貴方は私そのものであり、私の命と心そのものであり、貴方の手を握れば二度と離すことなど出来やせぬ

我が命を託した貴方の行方を捜して、幾たびの歳月あれども、貴方に逢えるまでは終わりのない旅の途中

長い旅路に貴方の面影を抱いて
我が心を抱きしめて
貴方に逢えるまでは終わりのない旅路

待てども待てども、透明な壁に遮られて恋しい貴方の姿すら隠しているとは、張り裂けんばかりの想いを込めて、この壁を叩けども伝わらぬ想いを込めて、我が心に紅き薔薇を一輪だけ宿らせては浮かべる愛の花

長い旅路に貴方の面影を抱いて
我が心を抱きしめて
貴方に逢えるまでは終わりのない旅路
逢える日を待ちわびて薔薇を一輪

貴方の腕の中に戻る日までは終わりのない旅路の途中

いつか貴方の腕の中に戻る日を待ちわびている薔薇の長い旅路




【 詩作品の日付と時間 】
2019年7月2日《 火 》
真夜中3時40分

作者/鏡乃 琴禰





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# by kazeumi-jun | 2019-12-19 12:30