詩【 誕生日 】




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詩【 誕生日 】



生まれた日には
特別なカップを出して
好きな飲み物を口にして

澄んだ海のエメラルドグリーン
それらの色の空をも思いながら

夕陽が沈むまでも
呟きながら

この世に生まれてから誕生日は
すでに消え失せていて
1人も祝ってくれる人すら
いなかった日々を

せめて この日は
好きなことだけをして過ごそうと

毎年恒例それらを
1人で祝う日のバースデー

誕生日は
いつだって夕凪色の
茜雲の中に滴り落ちる日の
絵図しかなくて

バースデーって
生まれた事をお祝いする日

生まれてきて良かったねと
生まれてきてくれて嬉しいよ

生まれてから一度もない言葉が
夕凪色の空の向こう側で
茜雲の中で幻想さを物語る

バースデーは
いつだって幻想の中で
消え失せていくから

せめて
私はお祝いしてあげよう

天涯孤独の生まれという言葉が
いつだって
バースデーを消してしまうから

せめて毎年恒例の行事
それらの日を いつも

せめて自分だけでも
言ってあげたいと

この世に生まれて良かったんだよと

そう言ってあげたい気がするのは
何故だろうかと

笑う笑いかける自分に
この身に笑いかける

この世に生まれてきて良かったね
この世に生まれてきてくれて嬉しいよ

それらの言葉をかけて
胸の中で問いかけるように

それなのに
バースデーの日は
いつだって
波の滴りが落ちる

いつだって我慢しているから
せめて この日だけは
我慢もせず涙を滴り落として
あげるから
自分のために

自分のバースデーって
自分のための日だから
せめて
この日だけは滴り落とす雫を

誕生日の
その日ぐらいは
我慢しなくてもいいだろうと
毎年恒例行事のように
笑わない顔から滴り落とす雫を

誕生日の次の日は
いつもの日の
それらのように

笑う笑いかける自分に
時計が過ぎていく中で


今日は毎年恒例行事
自分に言ってあげよう

ハッピーバースデー!
マイ・バースデー!
マイ・ハッピーバースデー!
今日は自分に告げて



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by kazeumi-jun | 2017-03-01 04:57 | | Trackback