詩【 時の針 】




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詩【 時の針 】



たぶん 私は忘れていくだろう
君のことも 君との会話すらも


全てを時の針が動く先で
カチコチと鳴り響く音が
心の中に刻み込まれながら


私は時の針が動くことすらも
忘れたままで
音だけを刻み込みながら


君とのこと全てを
忘れようと思う


誰もが心の傷をさすりながら
忘れるために生きている


どちらにも決められず
どちらとも道を描かず
中途半端な君を
答えすら出せない曖昧すぎる君を
もう 私は見つめない


時の針が動く
カチコチと心の奥で


いつしか
それらの刻み込んだ音すらも
忘れていくだろう


道を行ったり来たり
どちらともつかぬ中途半端な君を
答えすら出せない曖昧すぎる君を
忘れさせようとして
時の針が声をかけてくるから


たぶん 私は忘れていくだろう
君のことも 君との会話すらも


心の中の滴る時の針が
やっと動き始めたから
カチコチと音を鳴らして


時の針は元には戻らない


今日と同じ時を刻まないように
明日という時の針は動くのだと

さようならと言いながら
君に さようならと言いながら


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by kazeumi-jun | 2017-05-10 03:52 | | Trackback