詩【 風に乗る恋唄/恋文 】




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詩【 風に乗る恋唄/恋文 】



心に浮かべつ両の手を
差し出したるや雲の波に
声には出さねども
想ひの文は抱いたままで


遠き山岳は伝えし秋の風を
山裾に流れゆくと


流れゆく風あらば
夏の行方ぞ知らねども
君の文すら挨拶と知りながらも
抱えたる言葉を手に乗せて
面影の風に乗せて


届かぬままの己の文すらも
握りしめて


恋唄のみ綴り歌声放つ風に
されども吹き渡りし強風に
煽られて消えそふな恋文が
切なきと申すゆえに


せめて見えし空の片隅に
恋唄が聞こえているならば
我が身の元へ訪れしと願いつ
秘かに歌う恋唄を


恋唄は風に乗るだろうか
切なきと知りながら
幾重にも書き綴る恋文


届かぬままの恋文を握りしめて
空の片隅にて君を想ふ恋唄を
風に乗る恋唄を


それでもなお 君へと
透明なままの恋文を風に乗せて


届かぬままの恋文を握りしめて
空の片隅にて君を想ふ恋唄を
風に乗る恋唄を


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by kazeumi-jun | 2017-08-18 02:50 | | Trackback