詩【 時計の伝言板 】




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詩【 時計の伝言板 】



開け放たれた窓から
微かに雨の匂ひがし始めている


豪雨予報とやらは
時の針を動かそうとして
いるのだろう


居残る夏の気配の匂ひは
宙に 雲に 窓の外に
押しやられようとしていると
伝えてきている


一枚の葉先が伝言板となり
時計の声の行き先を告げようとして
色彩の豊かさを
懸命に表そうとしていることを
人は誰が一番最初に見るだろう


街路樹の頭上までは
人の眼は届かぬと嘆きやる

街路樹の一枚の葉先は
時計の声らは


それでも時の針は止まることもなく
一枚の葉先に
時計の伝言板を描き続ける


眺めた先で時計の伝言板が
色彩鮮やかな絵画に変わりつつ
それが君らからの伝言板なのだと


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by kazeumi-jun | 2017-09-03 13:13 | | Trackback