詩【 風の挨拶状二通 】




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詩【 風の挨拶状二通 】



新たな風の挨拶状を頂いた後
手を振りながら去る君の
来年までの笑みが
枯葉を舞い上がらせている


桜の新芽が咲き誇り
人並みは豊かさの波で
声を放つ頃に
また再びの訪れはあるだろう


寒げな風周りの一日は
風からの挨拶状だと知る


持ち運んで消えた夏の花火が
次の年を待ちわびるように
街路樹の鳥は忙しげに飛び回る


それは言葉なき
新たな風の挨拶状であると知る


いつか再びの訪れに笑みを添えて
薄っすら消える挨拶状に
両の手を差し出すとき

夏が訪れし前に頂いた挨拶状を


新たな風の挨拶状に手を振りながら
君らへの挨拶状を振り返り見る
風の挨拶状二通


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by kazeumi-jun | 2017-09-08 23:09 | | Trackback