詩【 歳月の時計 】




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詩【 歳月の時計 】



歳月とは不思議なものだと
静かに揺れる波の動きが
微かな言葉を告げる


海の傍らで
様々な物語があるように
哀しき物語すらも
波間に揺れ動き
とどめることもなく


人の意識には
残るであろう思いは
変わらぬ船が無言のままで
歳月の長さを教える


歳月は流れようとも
人の意識の中には
悲しき物語も   嬉しき物語も
消えることなく沈み


やがては歳月の時計が
優しげに手を差し伸べて
くるのだろう


歳月の時計の両腕は
いつの日も優しげに温もる手で
無言のまま

優しげに手を差し伸べて
くるのだろう


あゝ   歳月の時計よ
君はなんて優しい両腕を持つのか

広い海の傍らで歳月の時計を見る


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by kazeumi-jun | 2017-09-15 20:39 | | Trackback