詩【 無音に近い秋の風音 】




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詩【 無音に近い秋の風音 】



風音が止まったかのように
静けさだけが回りこみ
運び来るような匂いのする秋が
西陽の空を垣間見せている


何処へ行ってしまったのかと
探しあぐねても
風音は行方知れずのままで
秋の匂いと光の映像だけが
身体の周りを包み込みながら


それでも
微かな風音は運び来る
西陽の空を


微かな風音が訪れる
秋の美しさの中を色あせずに

微かに聞こえる風音の
優しげな色鮮やかな音が


無音に近い音を探しあぐねても
確かな秋の美しさは色あせず
音は遠き宙で輝きを放つ


私の体は確かに生きている

無音に近い秋の風音が
微かな音を聞かせて教える

それでも
微かに    人の声が聞こえる

行方知れずの音が
微かな風音で教える

私の体は確かに生きている


それが全ての答えだと
微かな風音は知らせてくる西陽の空



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人は生きているだけで
それだけで
明日という日に繋ぐ光はある
そう思います。

詩のとおり、難聴です。
左耳は全く聞こえません。
右耳すらも難聴ですが、微かな声や音は聞こえます。

元々が幼少期から両耳の難聴です。
現在では、左耳は全く聞こえません。
右耳は、微かに聞こえます。

ですが、ほとんど聞こえないはずの耳でも、片側の耳は微かな機能をします。
微かに、人の声や、風音すらも聞こえます。
普通に会話も出来ます。

人は生きているだけで
明日という日に繋ぐ光は
あるのだと、私は思います。

人は生きているだけで、それだけで、明日という日に繋ぐ光はあるのだと、私は思います。

私が感じ取ったことを、詩作品にいたしました。

【 風岬 和華 】














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by kazeumi-jun | 2017-11-07 16:10 | | Trackback