詩【 春風を受け取る朝 】




e0364312_04585254.jpg




詩【 春風を受け取る朝 】



草木が目覚める朝
私は何処にいるだろう


緑が眩しい草むらの生えた大地で
横たわりながら  柔らかな光は当たり
壁のような右手は緑の羽根が
愛しげに触っていくだろう


草木の香りは風を伴いながら
壁のような右手を包みあげては
目覚めた朝を知らせることだろう


光の受けた匂いさへも
春の朝を知らせていき
身体を包みながら
春の野を越えていく


ひんやりとした草むらの息が
右手の甲に当たりながら
血の巡る右手の内側までも
挨拶状を送ることだろうか


その朝
草木は目覚めたことを知らせて
体内にまで風を送っていくだろう


春の朝を、春が訪れていることを
血の巡る右手は、残る微かな機能で
ひんやりとした春風を受け取り
草木の目覚めを喜ぶことだろう


■【 作成日 】■
【 2018年1月 】



e0364312_05285896.jpg















[PR]
トラックバックURL : https://kazemisaki.exblog.jp/tb/27026131
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
by kazeumi-jun | 2018-02-12 13:17 | | Trackback