詩【 紅梅の密やかな手 】




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詩【 紅梅の密やかな手 】



ほのかに匂ふ紅き花顔の
光まとふ色艶に振り向けば
呼び醒ましたるや   春暦


まだ暦の上とは知れども
匂ひ放つ紅き梅の花よ

雪解けすれども寒風ふけば
君らは屋根の上より覗き見る花顔に
迎えし春の色艶を思い浮かべて
ほんのりと笑みを含みつつ


屋根の上より見えし路地裏は
君らに何を見せるものだろふか

微かに呟く声なれども
紅き花顔は揺れし頷き顔に
背を向けて歩く我に
ほのかな匂ひの手が
いつまでも追いかけてくる


背中をつまむ
君らの匂ひの指先が
我を追いかけては
幾度も振り返りし、紅き花顔に

匂ひ放つ紅き梅の密やかな手


■【 作成日 】■
【 2018年2月10日 】



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by kazeumi-jun | 2018-02-16 08:25 | | Trackback