詩【 芽吹き《 心で抱きしめる 》】




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詩【 芽吹き《 心で抱きしめる 》】



大地より出でたるものの合図あり

《 早春の芽吹きありゆへに
     春を迎え喜びの風を贈ろう 》

時を刻む季節時計の風が
微かな秘めやかさで声を放てば
瞬く間に   山裾の里では
合図の芽吹きバトンリレーは
次々と繋ぎゆくことだろう


冬の寒風は終わりに近づき
冷ややかさを伴う風が
土に眠る根を起こすことだろう


おゝ  小さき芽よ
早春の季節時計は動いたと
いち早く合図を受け止めて
君らは出でたるものと
我は視線だけの声をかけよう


旬な若葉色の葉に
新しく生まれた声に光を注ぐとき

その小さき芽吹きに
引きずられるように

大地より出でたるものの
芽吹きはありて
早春の時を刻む季節時計の針は
カチリと動きを始めたと
風は伝えてくるだろう

春を迎える風が行き交うことを


木々の視線は大地に向けられ
辺り一面に咲き始める草花と
芽吹いたばかりの、フキノトウの
微かな声に耳を傾けることだろう


そのとき、大地より出でたるものに
我が両腕を広げて
君らを心で抱きしめることだろう

君らの小さき芽吹きの息づかいの声を
秘めやかな息づかいの声を

我が両腕を広げて
君らを心で抱きしめることだろう


■【 作成日 】■
【 2018年2月21《 水 》】



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by kazeumi-jun | 2018-02-21 07:42 | | Trackback