詩【 雪わけの草花に/早春賦 】《 誕生日に寄せる 》




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詩【 雪わけの草花に/早春賦 】

《 誕生日に寄せる 》



雪わけの早春の風は出でるや
何処ぞの山裾から解き放たれて
小さき芽よ


我が身の生まれし日と重なる早春の
君らを愛しく想えば、心を寄せし
雪わけの草花に

我が身の今日を祝えば
雪わけの草花よ、ともに語らいて
我が心に早春賦の歌を奏でておくれ


この日に我は、確かに生まれたのだと
草花の君らは祝ってくれるだろうか


我が身の生まれし日と重なる早春の
君らを愛しく想えば、心を寄せし
雪わけの草花に

我が身の今日を祝えば
雪わけの草花よ、ともに語らいて
我が心に早春賦の歌を奏でておくれ


この身が生まれたことを喜ぶと言って
我が心に早春賦の歌を奏でておくれ


★★★★★

■■■【 詩作品に寄せて。】■■■

私の誕生日は3月1日なのです。
いわゆる、早春の生まれなのですね。

そのせいか、雪解けすぐの冷たさ残る水流がある光景と、その雪解けの頃に、やっと芽吹き始める草花の光景が、とても愛しく思えます。

冬を越したばかりの旬な自然は、艶やかさなど全くないけれども、ようやく雪わけの大地から芽吹いた草花は、人間の吐き出す息を受け止めて綺麗に浄化してくれるのですね。

若葉の季節は確かに美しい。
華やかさが伴う樹々の色彩は、誰の視線も釘付けにしてくれるでしょう。

けれども、それも全てはこの旬な雪わけの大地から芽吹いたばかりの木の芽や、草花があればこそ、若葉の季節は訪れてきます。

人間が忘れがちな、小さな雪わけの芽吹きがあればこそ、その先にある樹々の色彩はあると思うのですね。

そう思うと、あまり派手な季節の光景すらないけれども、冬を越したばかりの旬な自然の息吹の時期が、私は一番大好きな季節だと言えるのです。

また、だからこそ、唱歌である【 早春賦 】という歌が大好きなのです。

そうして、私は親兄弟、姉妹、親戚など全く知らない天涯孤独の生まれ育ちですので、自分の誕生日にはいつも必ず、この早春の光景を眺めて過ごし、芽吹き始めた草花と共にありました。

ですから、私の誕生日というお祝いは人間ではなく、芽吹いたばかりの草花達の中で過ごしていました。

誕生日を祝ってくれる人間すらいなかった幼少期からの人生ですが、いつもそこには、こうした冬を越したばかりの旬な自然の息吹が共にありました。

早春賦の歌は、私にとって生まれた月の愛しき光景であり、やっと冬を越して生まれた小さな草花達の愛しき光景が、共に重なるからでしょうか。

ですから、いつも私は、この野に咲く草花と共に歳月はありました。

悲しいときも、どんな時でも、そこには野に咲く草花と、澄んだ川面の水流と、全ての木々の旬な自然がありました。

だからこそ野に咲く草花は、幼い頃から私にとっての、まさしく、ゆういつ心の友であり【 大切な家族 】という存在なのです。

私はいつも冬を越したばかりの、旬な自然の息吹が感じられる息吹と共にいられることが、大切な家族との時間であるとも言えるのでしょうね。

我が誕生日に寄せて、短い詩作品を。

我が誕生日に寄せての文章を、詩作品の説明文をも兼ねて載せました。

なお、この文章は、私の誕生日である前日に作成しましたが、作成日は自分自身を祝う意味を込めて、あえて我が誕生日にいたしました。

なお、実際には、様々な理由がありまして、私が本当に生まれた誕生日は知らないのです。

あくまでも戸籍上だけの誕生日なのですが、私はこの早春の【 3月1日 】という、我が誕生日が気に入っていまして、ですから戸籍上だけの誕生日であっても、我が誕生日は【 3月1日 】だと心の中で決めています。

写真は、私が大好きな画像だけを選んで載せました。

最後には、私の大好きな、芽吹いたばかりの可愛らしい【 フキノトウ 】の写真も載せましたが、全ての写真は過去の詩作品で使用済みのものばかりです。
ご了承ください。

山裾にある、冬が居残り雪わけの大地から芽吹く【 フキノトウ 】を御存知の方々は、その愛らしい姿が浮かんでくるのではないでしょうか。

今日の我が誕生日には、現在の私は少女時代からの病である、心臓の病気が酷く悪化したため散歩すらできませんが、この部屋の中で、微かに早春の息吹を始めた小さな草花を思い浮かべながら、今日の誕生日を過ごそうと思います。

そこには、あの、私の大好きな唱歌【 早春賦 】の歌が、室内で小さく鳴り響かせながら過ごしているでしょう。

《 春は名のみの風の寒さや…… 》

【 我が誕生日に寄せて。】

文章【 詩人/立原 純 】

■【 作成日 】■
【 2018年3月1日《 木 》】



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by kazeumi-jun | 2018-03-01 00:16 | | Trackback