詩【 眠れぬ朝に挨拶を 】




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詩【 眠れぬ朝に挨拶を 】



眠れぬ夜を迎えては過ごして
眠れぬ朝に挨拶をする

挨拶を交わした先で見やれば
曇り空の朝焼けが消えていて
朝の挨拶も、そこそこに
いつも絡みつかれた布団で
息苦しい咳をする


眠れぬ夜を迎えては過ごして
眠れぬ朝に挨拶をする


窓の影絵が薄っすらと
微かな声で外の風の行き先を
伝えてくる

同じように毎日を繰り返しては
挨拶すらも、そこそこに
行き先不明の時間を睨みつけて
また眠れぬ朝に声をかける


我が朝の挨拶は曇り空の中へと
無言のまま消えていこうとしている

秘かに息をこらえた苦しい咳をして
居心地の悪い咳を繰り返しては


また、眠れぬ夜を迎えては過ごして
また、眠れぬ朝に挨拶をする

潜り込んだ意識が転倒している
眠れぬ朝に挨拶をしながら


いつか見た朝焼けが
視線の先から消えたままで
曇り空の中へと意識だけが向かう


私は相変わらず
秘かに息をこらえた苦しい咳をして
また、眠れぬ夜を迎えては過ごして
また、眠れぬ朝に挨拶をする

その隣では時計の針が嘲笑っている
居心地の悪い咳をする様子を見ては


朝の挨拶も、そこそこに
いつも絡みつかれた布団で
息苦しい咳をする


■【 作成日 】■
【 2018年3月1日《 木 》】



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by kazeumi-jun | 2018-03-02 00:35 | | Trackback