詩【 春の雨や 】




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詩【 春の雨や 】



春に降る雨は冷たいと云ふけれど
冷たさの雫にうたれて凍えるのは
木々も、芽吹いたばかりの草花も
人と同じなのだろうかと思ふ

季節雨だとは知れども

季節の真ん中あたりに降る雨は
木の息吹には必要だとは知れども

微かな音鳴りの雨が風を含み
冷たさに凍えるよふなほどの
寒さに思われて


身と心も冷えるのは
どうしてなのだろう


時折   春の雨が凍える心を
呼び覚ますよふで
木々の冷たさを思ふ


*****


重ねゆる春の雨や
何ぞ見やりて君は降る

細い若木でさへも震えし
春の冷たさに凍えし風の冷ややかさ
手の温もりが恋しいと
若木の芽吹きも云ふなれば

人も若木の芽吹きも
同じなのだろうかと思えば


重ねて思ふ春の雨
降りしきる冷たい雨に
草花一輪の小さな葉先は震える

手の温もり恋しければと

光の中の温もりを思い出しながら
垣間見る春の雨の風は吹き
微かに聞こえし窓の外に

冷たさ含む音鳴りの雨がする
冷たさ含む音鳴りの風がする


手の温もりが恋しければと
冷たさ含む音鳴りの雨が凍える


手の温もりが恋しければと
冷たさ含む音鳴りの雨が凍える


■【 作成日 】■
【 2018年3月9日《 金 》】



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by kazeumi-jun | 2018-03-11 00:58 | | Trackback