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詩【 君を想ふ早春時計 】




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詩【 君を想ふ早春時計 】



早春にはまだ早い暦が人の世を通り過ぎて行く頃なれども、冬の真白い薄化粧が彩る中、足元に咲く小さな草花の微かな息づかいが視線に匂ふ


まだ曇り空だと
君らは囁くけれども
風送りの時計はゆっくりなまま
行き戻り微かに笑みを浮かべる


肌を突き刺すような風送りの冬が
早春を待たねば時計の針だとて
動きはせぬと笑うて
冷たさ滲む居残り雪が
咲き始めた草花を見つめる

見上げるような視線を放つ草花が行き戻る風送りを見ている中で、小さな花蕾にもならぬ花びらに匂ひで告げて

紅く咲き始めた花びらの梅の香りが囁きかける


春にはまだ早い冬の曇り空は
我が視線に映れども
早春を待たねば時計の針だとて
笑うてすぎるとは思えども

夢に出でたる春の野で肌触り良き
風に映し絵したければと
我は秘かに待ちわびて

いつかの夢に出でたる春の野で
秘めやかな散歩の傍らに
描く人との憧れ呟きて君を想ふ

我は冬の寒さには弱い体なれば
待ちわびて春時計を見つめる


何処ぞで早々と咲き出たる梅の花

胸に憧れ描く
いつかの夢に出でたる春の野で
秘めやかな散歩の傍らに
描く人との憧れ呟きて君を想ふ


描く人との憧れ呟きて君を想えば
真冬の風が笑うていく

我は冬の寒さには弱い体なれば
待ちわびて春時計を見つめる



君を想ふ
この空に春時計の行方を探して
冬の曇り空を見上げる

夢に出でたる春時計
描く人との憧れ呟きて君を想ふ

君を想ふ早春時計



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詩【 君を想ふ早春時計 】

【 作成日 】
【 2019年2月11日《 月 》】

【 作者名 】
【 詩人/鏡乃 琴禰 】


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by kazeumi-jun | 2019-02-11 11:37 | | Trackback