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詩【 紡ぎ合う暦 】
《 想ひ 》



重ねた暦を振り返りて、歩み進めて来た想ひに心を宿せば……
心に宿りし貴方の光が温めるとき

貴方の心の中に傾けて想ひを馳せる




君は独り辛い想ひをして来たんだね

私から見えない場所にいては
貴方は私を守るための影になり
私のために貴方が重ねて来た暦を
心の手にのせて抱きしめる



ひたすら、私のために影になり
その影でどんな辛さがあったのかと
想ひを馳せても
貴方の辛さの一部にもならない


貴方がいた影の沼は寒かっただろうと想ひを馳せるけれども
貴方の辛さの一部にもならない




そんな君に伝えられるのは、これから降り注ぐ光が、貴方と私で共に歩く二人の道に降り注ぎ、共に光の温もりがあるようにと願うばかりなれども


今は貴方が重ねた辛さを抱きしめる

ありがとう

ひとつだけの暦が手の中にあるから
貴方と私が紡ぎ合う暦が一つだけ
共に紡ぎ合う暦を、貴方へと向けて


今は貴方が重ねた辛さを抱きしめる

ありがとう



ひとつだけの暦が手の中にあるから
貴方と私が紡ぎ合う暦が一つだけ
共に紡ぎ合う暦を、貴方へと向けて



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【 YouTube/あなたへ/香西かおり 】
【 カバー/歌* jpu2jin 様。】




詩【 紡ぎ合う暦 】
《 想ひ 》

【 作成日 】
【 2018年9月30日《 日 》】

【 作者名 】
【 詩人/鏡乃 琴禰 】


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by kazeumi-jun | 2018-09-30 09:52 | | Trackback




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詩【 時を刻む針 】《 記憶時計 》



夕景の中に身を置く
すると、いつの間にかわずかな時間だけが、ゆるりと視線の先で声をかけてくるような気がしてならぬのは何故だろう


素早く動きをするはずの雲でさへも、私との隔たりすらもなく、身を包みながら時の針はあるようで居心地良く、ちょうど繋いだ糸と糸とが繊細さを保ちながら、傍らにいるようでもある


私の中の時を刻む針は既に壊れたことを知るから、もう二度とこの記憶の歳月は流れることがないのである

だからだろうか
申し合わせたように、夕景の空は素早く動きをすることを宇宙の向こう側に時の針を置いたまま、ただ、視線の先だけには繊細さを保つ雲が時間を置き去りにしたような光景のままにある


地上では素早く動きをする
街路樹の向こう側で電車が過ぎて
足並み揃えたかのように
素早さだけが、時間をいく

皆、何処へ行くのだろう?
忙しげに時の針を動かしながら
足並み揃えたかのように



私はと言えば
夕景の空の遥か頭上に
時の針を置き去りにしたまま
流れるはずの雲を傍らに置いて


皆、何処へ向かうのだろう?
忙しげに時の針を動かしながら
足並み揃えたかのように


隔たりのある透明な壁が素早く動きをしている

私はと言えば
私の中の時の針は既に壊れたことを知るから、もう二度とこの記憶の歳月は流れることはないのだと、視線の傍らにいる夕景の雲に向かって秘めやかに囁いては


私の視線の傍らには
微かに動きをする雲が
繊細さを保ちながら
時の針が動いていることを
知らせる


私の時を刻む記憶時計は、何処に消えてしまったのだろう
壊れて行方不明のまま

置き去りになったような、静けさを保ちながら夕景の空はある

なんと美しき夕景なのだろう

私の傍らには、いつも繊細さを保つ雲が糸を繋いだままにある



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詩【 時を刻む針 】《 記憶時計 》


【 作成日 】
【 2018年9月24日《 月 》】


【 作者名 】
【 詩人/鏡乃 琴禰 】


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by kazeumi-jun | 2018-09-24 17:00 | | Trackback

詩【 心傘ひとつ 】




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詩【 心傘ひとつ 】



秋雨は冷たさを含みつつ、さらに凍えた冷風を滲ませるかのように、秋雨は葉先に降り始めては止まぬ


その雨の一滴一滴は、誰の心に降るものなのだろう?
誰の想いに降る雨の雫なのだろう?


秋雨は心の傷口にしみるだろう
冷たさ滲む秋雨は



冷たさ滲む秋雨に濡れし人よ
1人で歩くなかれ

良かったら
この木の葉先の下においでよ
大きな木の幹が
雨やどりをさせてくれるからさ

滲んだ傷口がしみぬように

誰も彼も
冷たさ滲む秋雨は降るけれども
心に宿る傘では、その止まぬ雨の止まりにはならぬだろうか



幾人もの座りびとがいても、この大きな木の幹が心傘を差し向けるだろう


秋の緑を幾分だけ含む葉先
この大きな木の下においでよ
小さなベンチで良ければ


冷たさ滲む秋雨は傷口がしみるだろうから、大きな木の幹の下で雨宿りなんかどうだろうか



秋の緑を幾分だけ含む葉が
小さく語りかける心傘ひとつ

無言のままの手が差し出される、秋の始まりの心傘ひとつ


幾人もの座りびとがいても、この大きな木の幹が心傘を差し向けるだろう

小さなベンチの上に心傘ひとつを



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詩【 心傘ひとつ 】

【 作成日 】
【 2018年9月22日《 土 》】

【 作者名 】
【 詩人/鏡乃 琴禰 】


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by kazeumi-jun | 2018-09-22 00:21 | | Trackback

詩【 光の視線 】




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詩【 光の視線 】



秋雨は夜の中で冷たさ滲み出し降るけれど、窓硝子に幻夢のように張り付いたままの光の朝が向こう側で、待ち受けては笑ふと、微かな囁きにて告げる


想ふ心は、いつか夜の秋雨は止み
光の鮮やかさが奏でる君の面影を
朝の中に宿すだろう


待ち受ける君との朝が
秋を呼び込む光の中で
いつかその手を差し出せると
願う想ひの夜の秋雨に



君との朝が
いつかの先で秋の木々が
光を携えては迎えることを願いつ

夜の秋雨は冷たさ滲む中で
ひたすら降り続けて


待ちわびたまま
君を想ふ幻夢の秋の光が
木々へ差し向ける夢に憧れ
いつかの時を待ち受ける


ひたすら夜の秋雨は降るけれども
冷たさ滲む夜の中で
目尻に振り落とす微かな秋雨の一滴
指先に滲む秋雨の一滴一滴ありても



君を想ふ
ひたすら、君を想ふ
ひたすら、愛しい君を想ふ

君を待ちわびて想ふ光の朝を



そのとき、待ちわびた朝の光は潤いながら、冷たく滲んだ指先までも包み、頭上で嬉しげな微笑みをたたえて秋の光が視線となり声をかけるだろう

それらは見えないはずの、優しげな光の視線となって、柔らかな笑みを浮かべているだろう、君との朝は



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詩【 光の視線 】

【 作成日 】
【 2018年9月21日《 金 》】

【 作者名 】
【 詩人/鏡乃 琴禰 】


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by kazeumi-jun | 2018-09-21 04:00 | | Trackback

詩【 夜の反対車線 】




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詩【 夜の反対車線 】



秋の夜が見渡すかのような顔で
開け放っている窓硝子から
侵入している


冷たさ含む風の入り口が、この肌を突き抜けて心臓にまで侵入しては、幾度も血流を脅かすようで、周りくねる秋が踏みとどまる


窓硝子の向こう側から
人とは違う会話が聞こえては
街路樹の根元に居座るようで
鮮やかな声だけが
道路を横断していく


室内を見渡しながら歩いた風が
冷たさ滲む視線のまま
皮膚を突き抜けて
気がつけば、真夜中あたりの
無言さが絵図となる


踏み荒らした冷たさ滲む夜の風が、諦めもせずに居座り続けて

夜の風の傍らにいる我が身はと言えば、体に居残る微熱と咳が風に絡みつくように、ひたすら心臓を踏み荒らしては行き先不明にしようとする

視線を向けた先で冷たさ滲む夜の風が、行き所なき顔で通り抜けていく


秋の街路樹には夏から移行した音色が根付いたままで、季節を忘れ去られてはいるけれども、窓硝子から侵入した風の視線が冷たさを放って通り抜ける

過ぎた夏からのメッセージが
届くこともなく
いつの間にか秋の木々を練り歩く

肌の周りで秋が踏みとどまる



金色の秋だけが
懐かしそうな顔をして
意識の中で笑みを浮かべる

居座る金色の秋が、こちら側の意識に向かって手を差し出しては、さも懐かしげに笑みを浮かべて



意識の中で迎える金色の秋があり、体に居残る冷たさ滲む風が、心臓に挨拶回りしては、心臓を踏み荒らして、この意識と体はすれ違うように反対車線を行き、その真ん中で私は立っている


意識の中の金色の秋を見つめながら
愛しい金色の秋だけを見つめながら


互いに、すれ違うように反対車線をいく体と意識の真ん中で、私は佇む

心臓を踏み荒らす夜の反対車線



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詩【 夜の反対車線 】

【 作成日 】
【 2018年9月18日《 火 》】

【 作者名 】
【 詩人/鏡乃 琴禰 】


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by kazeumi-jun | 2018-09-18 01:25 | | Trackback

【 ある詩作品と歌 】





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詩作品【 作者/詩人*鏡乃 琴禰 】

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◆ 上記の詩作品 ◆
【 作者名 】
【 詩人/鏡乃 琴禰 】

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下記【 YouTube 】
【 愛は花、君はその種子 】
【 歌/都はるみ 】



◆ 作者名/竹久夢二 ◆
【 詩/宵待草 】

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【 愛というもの 】

◆ 与えるのが愛である。
また、待つのも愛である。

文章【 詩人/鏡乃 琴禰 】









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by kazeumi-jun | 2018-09-06 16:17 | | Trackback

詩【 朝の水 】





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詩【 朝の水 】



朝の水が潤う、その瞬間
滴り始めた空模様の中で
飲み込まれてゆく一滴一滴


朝の冷たさが微かに
あるはずのない季節を生み出せば
滲む汗も空模様に染まり始め
移し替えられた様子を映し出して

思惑のない朝が旧盆の静けさを
呼び込んでいる
街路樹の下に宿る虫音色さへも
何処か、夏の終わりを招くように
忘れがたき夏の朝を迎える



朝の水滴を飲み込んだ緑葉が
人々のいない静けさを包み込んでは
いかにするべきかと相談し合う


いつもならば
聞こえるはずのない朝の虫音色が
奇妙な形をして鳴り響く

車の騒音さへも遠ざかり
旧盆らしき朝のひと幕が
目立たない朝の水を飲むようで
気がつけば
忘れた時刻が再現されては
微かに行き過ぎる



真夜中で滲んだ汗が朝の水で潤い、光が滲む空模様に移し替えられていき、まだ過ぎては行かぬと呟くようでもあり、ほんのいっとき潤い水が朝を迎えに行く

引き寄せられた様子を描く
遠くの木々が揺れもせずに
夜を追い出しては朝の潤い水を
ひと気のない場所で飲み続けている



誰の姿すらなき街角あたりに
朝が迎えられては
佇む街路樹の葉は朝の水で潤うべく
朝の光の横で
忘れ去られたふりをする


朝の水が潤う、その瞬間に
静けさがまとわりつく街角を
見つめては
八月後半に手招きされる秋が
横で居座ることを知る君らは


ひと気のない街角あたりに、ほんのいっとき視線を移せば、朝の光だけが道路を横断していく


旧盆らしき街角あたりに
居座る夏と秋の混合気配が
私の意識だけに居残りながら
素知らぬふりで潤い水を受け止めて


素知らぬふりで意識を通り過ぎていく様子をしては、それらの隙間を縫うように、朝の電車の音が季節を混ぜ込みながら、いつもと変わらぬ光景のままで


私は変わらぬままの姿で
旧盆らしき街角を見つめている
朝の水が潤う、その瞬間を



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詩【 朝の水 】

【 作成日 】
【 2018年8月15日《 水 》】

【 作者名 】
【 詩人/鏡乃 琴禰 】


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by kazeumi-jun | 2018-08-15 07:27 | | Trackback

詩【 意識の風 】





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詩【 意識の風 】



目の前には水色の空が広がる
小さな窓硝子に映し込まれた空が



私が見ているのは
目の前にある空ではない

この心の中に映し込まれた空を
ひたすら見ているだけのことだ

視線は空に向かう
現実のものとして無言のまま
黙り込む声は意識の外側に
放り出したままで



聞こえてくる窓硝子の中の音も
どこぞの声すらも文字すらも
映し込まれた空にはなく
自由な世界観の意識が羽根を広げ


映し込んだ空の中にある意識が
無謀にも飛び跳ねては
鎖すらもなき
あり得ない内なる心という中で
我が身は風になる


目の前の空だけを見つめた意識が
一点だけを眺めながら
見てもいない空を見つめる振りを
無言のままにしている



私は空を見ている振りをする
目の前の空を



その内なる意識は
我が心に映した空だけを
飛び跳ねている

自由な意識のまま




私を縛ることも
自由を奪うことすらできぬ


内なる意識の中には
現実の中の空を映し込んだ、意識の空だけが、ひたすら、我が心に自由な世界観を放っている


目の前には水色の空が広がる
小さな窓硝子に映し込まれた空が



けれども、私が見ているのは現実にある空を見ているわけではない

心の内なる世界の中には、限りなく広がりゆく己だけの空が存在する



映し込んだ空の中にある意識が
無謀にも飛び跳ねては
鎖すらもなき
あり得ない内なる心という中で
我が身は風になる



大切なものだけ、ひとつ手に固く握りしめたままで、飛び跳ねる心という中に映し込んだ水色の空を


そうさ、自由を彩る意識の中には、いつだって変わりなく大切にする想い一つ握りしめたままで、ひたすら飛び跳ねるから、それでいいんだよ

それでいいんだよ


大事なものを心の中の手に一つだけ握りしめていれば、いつだって帰れるからさ

帰る場所が幾つもあったら、戻る場所さえわからなくなるだろう?


だからこそ、心の手の中に大事な想い一つだけ握りしめたままで、意識の風になるんだよ


意識の風だって、いつでも帰れるという場所は必要なんだからさ

意識の風が戻るためにね
大事な想い一つだけ握りしめるのさ
それさえあればいいんだよ

それさえあればいいんだよ




私が見ているのは、我が心に映し込んだ水色の空だけさ
現実の世界の中にある空は、ひたすら見ている振りをしているだけさ




大事な想い一つだけ握りしめて
私は意識の風になる
澄んだ一滴の水流は心に流れる

その澄んだ水流こそが、我が息づかいの飲み水となる



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【 作成日 】
【 2018年7月3日 】

【 作者名 】
【 詩人/鏡乃 琴禰 】


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by kazeumi-jun | 2018-07-03 13:19 | | Trackback

詩【 夜明け前の鼓動 】





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詩【 夜明け前の鼓動 】



まだ朝陽も出ぬような
暗さを伴う空に
微かな光は映し出されて


まるで
息を繋ぐ鼓動のような紅さが
あたりを染めて
何処からともなく鳥の囀る声は
鼓動をする空へと向かう



まだ暗さのある空が、心臓を回りくねり、血が巡る紅さの鼓動を明日へと繋ぐようでもあり、今日の1日が明日へと向かうことを願うような、血が巡る紅さと暗さを伴う夜明け前の鼓動


それは生きるための夜明け前の鼓動



息をする空が朝陽を浴びて
光を携えて緑葉へと向かい始める


体内の心臓が
まだ息を繋ぐ紅さを空に映し出す時

今日1日を明日へと繋ぐために
息をする鼓動が朝陽の中で
我が心臓の鼓動が明日へ続くために


私は今日の鼓動をする
明日へ繋ぐために今日の鼓動をする


◆◆◆◆◆◆


【 我が心臓は、何とか今日1日を生きていたよ。
今日1日を明日へ繋ぐために。
私は今日の鼓動をする。
今日1日だけを生きるために。
今日の鼓動を明日へと繋げるために。
ただ一つの願いを明日へ繋ぐために。
私は今日の鼓動をする。】



私は今日の鼓動をする
明日へ繋ぐために今日の鼓動をする



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詩【 夜明け前の鼓動 】

【 作成日 】
【 2018年6月28日 】

【 作者/鏡乃 琴禰 】


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by kazeumi-jun | 2018-06-28 05:58 | | Trackback

詩【 明日の花 】





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詩【 明日の花 】



滴り落ちる雨の水滴が
ものも言わぬ声を含みつつ
街路樹の葉先にしがみついては
一滴の冷たさに静けさは追いかけて
梅雨時の花が傍らで



止むことなき雨粒が、人々の足を遠のかせては声なき騒音の車が行き交いながら、見上げた空に雨は降り続く

翳す傘の陰から覗く眼が、ものも言わずに葉先の水滴を眺める君に、静けさだけがまとわりつく



肌寒い雨が行き過ぎて
光が戻りし空の向こうで
貴方に出逢えると想ふ人の視線は
見えぬ昼間の星の彼方を浮かべつ
君は翳した傘から水滴を眺める



雨は滴り落ちる先で
無言の声を含みつつ
葉先に明日の準備を始める



雨が遠のく先に
翳した傘の下で
君が待つ光は生まれし


そう想ひながら
誰もが静けさの街中で
滴る水滴の肌寒さを手に握りしめて


握りしめた手の中に
秘めやかな声を含ませる街絵図の
傍らで、小さき夏の草花は
早々と生まれし明日の花



いつか梅雨時の水滴が遠のく先に
早々と生まれし明日の花は咲き開く


君の視線は何処を眺めるだろう
明日の花を見つめる君の視線は
微かな笑みが浮かぶ

滴る水滴の肌寒さを手に握りしめて



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【 作成日 】
【 2018年6月16日 】


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by kazeumi-jun | 2018-06-16 08:58 | | Trackback